ダイエットから考えるモチベーションコントロール

前回の続き。
おさらいはこちら。

「DIET OR DIE」

ダイエット開始。

食事制限についての4つのルールを正当な理由なく破った時点で切腹するという鉄の掟を定めた。痩せるか、死か。

ダイエットはダメな自分を知って認めるところから始まる

まず前提として、僕は、出来ることと出来ないことのバランスが相当悪い人間であります。普通の人が簡単に出来ることが全くできなかったりします
その最たる例が、20代後半で少しだけ契約社員をしていたとき、「毎日同じ時間同じ場所に出勤する」というとても簡単なことができなかったということです。
それ以来、社員という働き方を諦めたほどです。

上で書いたように、僕は継続的に自分をコントロールする必要がある長期戦が特に苦手です。そのかわり瞬発力が問われる短期戦はそこそこ得意です。
どうでもいいですが、動物占いは全力疾走するチーターです。これがマジでしっくりきてます。

まずは自分のこの性質を認めるところからだと思います。
そしてやっと、そんな自分がダイエットと戦うにはどうするか?と戦略を立てます。

何度も失敗してきた。

僕は、太りやすいです。
筋肉は少なく、新陳代謝が悪く、カロリーが高いものが好きで、夜中によくものを食べます。
それに加えて、去年から禁煙してるので、禁煙中はさらに加速がかかりました。

人生の中で、何度もダイエットに失敗してきてます。
スポーツジムも、契約してすぐに行かなくなることもあったし、なんとなくフワッとダイエット期間からフェードアウトして、堕落した生活に戻ることもなんどもありました。

自分のだらしなさをナメてはいけない。

その繰り返す失敗の中で、学びました。
それは、「痩せようと思ったときの自分と、日々生活している自分は、完全に別人だ」ということです。

それは、現場担当マネージャーと質の悪いバイトスタッフのようなものです。
マネージャーは、ダイエットプロジェクトを実行するために計画を立て、目標を決めてスタッフに指示をします。
ただし、質の悪いバイトはいつもサボることばかり考えていて、マネージャーの言うことを聞かず、ときに暴れ出します。
バイトの力が強くなったとき、マネージャーはどこかに逃げ出してしまいます。

目標を立てる自分と、そのあと現場で実動する自分は、一続きに繋がっていません。同一人物ではありません。この構図をまず明確に理解すべきです。
普通は、「これだけ決意を固めたのだから、根性で痩せられるはずだ」と、無謀な計画を立てがちです。
しかし、マネージャーの決意や根性と、バイトの実働とは直接関係ありません。

自分のだらしなさを、ナメてはいけません。
甘く見ていると、必ず負けます。

妖怪と戦うための「鉄の掟」と「恥」

もはや、バイトという言葉ではなんか弱そうで、ピンと来にくいですね。
もう、妖怪と言い表すことにします。
ダイエット中の自分は、食欲や怠惰の化身の妖怪と化しています。取り憑かれています。
こいつを律するには、色々な方法なあります。
僕の場合は「鉄の掟」「恥」という手法を使いました。
僕が勝手に定義したモチベコントロールの手法として分類すると、ネガティブモチベーション(罰則系)を使ってます。

ネガティブモチベーションと、ポジティブモチベーション

僕は、モチベーションには大きく2種類あると考えています。
それは、ネガティブモチベーションと、ポジティブモチベーションです。
(ちなみにこの二つの言葉は、自分で思いついて気に入って使ってるんですが、すでにある言葉なんかな?まいっか。)

ネガティブモチベーションとは、その名の通り、ネガディブな感情が行動エネルギーになっている状態です。
例を言うと

  • サボると親に怒られるから勉強する
  • 彼女に振られて悔しいから自分磨きをする
  • ライバルにバカにされて腹がたつから練習する
  • 漢字テストに合格しないと小遣いカットされるから頑張る

などなどです。
ポジティブモチベーションは、その逆ですね。
ポジティブな感情が行動エネルギーになっている状態です。
例を言うと、

  • 金持ちになりたいから仕事を頑張る
  • 野球が楽しいから部活を頑張る
  • 部屋が綺麗になるのが快感だから掃除する
  • 女性にモテたいから服を買いにいく

などなどです。
まぁ、2つとも表裏一体な部分もあり、少し角度を変えた見方をすると裏返ったりするのですが、要は、実施時のテンションというか、心持ちです。

で、話を戻し、今回の僕のケースを説明します。
まず1つ目は、鉄の掟。これはとてもシンプルです。
ルールを破れば罰。死。死が嫌で、怖いから逃げるために頑張る。

そして、2つ目は、恥です。
これもシンプルです。ダイエットをしていることを人に言いふらすということです。
「口にしたことが実行できないのは恥ずかしい」という状態に自分を追い込み、失敗時のリスクをわざと大きくして、
失敗を防ぎたい気持ちを増幅させることを燃料としてます。

2つとも、やっていることはシンプルです。これを持って、妖怪に立ち向かうわけです。


今日はここまで。
次回は、世の中に様々なセルフモチベートの手法がある中で、なぜ僕がこの2つの手法を定めるに至ったのか
そのプロセスについて書きます。


【追記】
続きを書きました。
「ダイエットとは、やはり自分を知ることである」

ダイエットから考えるモチベーションコントロール” への5件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です