新ダイエット法〜本編その2〜

前回、本編その1を書きました。

要は、以下のルールにのっとり、再度食事制限を始めたということです。

  1. 基本的に、炭水化物と甘いものを食べない
  2. ただし、前日以前にあらかじめ予約をすれば、その日は制限が解除される

この第2ルールにおいて、なぜ「予約解除制」にしたのか。
さらに、なぜ「前日以前」というルールを付け加えたかを説明します。

なぜ「予約解除制」にしたのか

まず、大前提として、ダイエットは、ルールをキッチリと設定して、パキっと白黒分けないといけないと思っています。
つまり、「なるべく糖質をとらない」とか、「できるだけ運動する」みたいなルールはもう、絶対にダメです。
こんな曖昧なざっくりとした決まりごとで意志を貫き通し、結果を出せる方は、
もうすでに強固な意志の持ち主なので、僕からは何も言うことはありません。笑

では、僕のように、意志の力が滅法弱い方向けに続けます。

ということで、僕は必ず主観評価ではなく、数字や食材の選定などの客観評価のみで評価基準を設けるようにしてます。
主観評価を入れてしまうと、人間はどんどん甘い方に基準を合わせてしまうという、
クリエイティブ・アボイダンス(創造的逃避)については、プロローグで書いたとおりです。

そう考えると、先程あげた「なるべく糖質をとらない」を客観評価で判断したいのなら、
「一日に摂取する炭水化物、糖分、カロリーの料を○gまでとする」ってのが本来の理想的なルールです。
しかし、このルールの難点が、計算にかかる時間・労力コストです。
いちいち、メニューをみて、スマホなりで調べて、アプリに打ち込んだりしないといけません。
こういう、「面倒さ」が発生してしまう能動的行為をルールやルーティンに入れ込んでしまうと、とたんにプロジェクトは終焉に向かいます。
「面倒さ」は、習慣化を邪魔する大敵の一つです。

それなら、「3日間制限→1日制限解除を繰り返す」とか、「水曜日と日曜日だけ制限解除」のように、
ペースを決めてやればどうか?と考えました。
しかし、こうなると、前回の記事で書いた、
「3,記念日や、旅行、大事な会食の時ですら食べられないので、人に迷惑をかけてしまうし、楽しくない」
の部分の欠点がクリアできません。
大事な日が、ちょうど制限日だった場合に、食べられません。

さらに、僕は本当にダメ人間なので、「あれ、今日はOKの日やったよね?」と、うっかり間違って食べてしまうということがありえます。
ここについても、僕は自分のダメ人間さをナメていません。自分が想像している以上にダメ人間なので。

そうやってたどり着いたのが、自分で自由にルールを破る日を決めることができる「予約解除制」です。

なぜ「前日以前」なのか

しかし、ただの予約解除制にしてしまうと、おそらくうまく行かないだろうなと思いました。
プロローグで書いたとおり、毎日が「特別な日」にできてしまいます。
こうなると、ルールもへったくれもありません。予約解除という”てい”のいい言葉を利用した、ルール無視でしかありません。

そこで僕はふと、なぜ自分で決めた目標に向かって、自分で定めたルールを、自分で破ってしまうのだろうという、根本に立ち返って考えました。
そして、その答えは、すでに以前の記事で書いていました。
一部改変して引用します。

「痩せようと思ったときの自分と、日々生活している自分は、完全に別人」です。

その関係は、現場担当マネージャーと質の悪いバイトスタッフのようなものです。
マネージャーは、ダイエットプロジェクトを実行するために計画を立て、目標を決めてスタッフに指示をします。
ただし、質の悪いバイトはいつもサボることばかり考えていて、マネージャーの言うことを聞かず、ときに暴れ出します。
バイトの力が強くなったとき、マネージャーはどこかに逃げ出してしまいます。

目標を立てる自分と、そのあと現場で実動する自分は、一続きに繋がっていません。同一人物ではありません。この構図をまず明確に理解すべきです。
普通は、「これだけ決意を固めたのだから、根性で痩せられるはずだ」と、無謀な計画を立てがちです。
しかし、マネージャーの決意や根性と、バイトの実働とは直接関係ありません。

「ダイエットから考えるモチベーションコントロール」
https://higuchi.world/archives/380

これです。これなんです。

目標やルールを決める自分は、「マネージャー」です。
こいつは、脳みそが指示を出して動いています。
そのルールにそって、日々生活していく自分は、「バイトくん」です。
こいつは、身体が指示を出して動いています。

マネージャーは、脳みそが司っていますので、理性をもってこう考えています。
「最近、太ってきた。このままだと健康に良くないし、なにより見た目が悪い。長期的に考えて、自分自身の価値を高めるために食事制限や運動をしよう。」
対して、バイトくんは、身体が司っていますので、本能でこう考えています。
「健康?見た目がカッコ悪い?そんなの俺には関係ねーよ。あぁ、メシ食いてぇ…。白飯かきこみてぇ…。甘いデザート食いてぇ…。運動?やってられっかよ。今日さえ楽しけりゃハッピーだぜ。」

そもそも、自分の中にいるこの二人は、価値観が違いますし、「長期目線 or 短期目線」といった、時間軸のスコープも違います。
日々のルールをマネージャーが設定したとしても、実際現場を回すのはバイトくんです。
現場におけるバイトくんは、とにかく強いです。なにせ、本能で動いてますので、理性的な判断をしません。はっきりいってバカです。
だいたい、ダイエットが失敗するとき、こういう構図内でバイトくんが力を持ちだし、マネージャーを無視しだして現場が崩壊します。

その上で、マネージャーの僕が、どうバイトくんの僕をコントロールしていくか、です。
「現場での決済を必ずマネージャーが行うようにし、バイトから全ての決済権を奪う」にはどうすればいいのか。
そして、思いついたのが、予約解除の「前日以前」ルールです。

当日解除できてしまうようにすると、本能で判断するバイトくんの判断が勝つに決まってます。
しかし、前日以前は、まだバイトくんは出勤していません。会議室で理性的かつ計画的にシフトを考えることができます。
「今週は、水曜日と土曜日と日曜日が解除候補日ですが、さすがに週3は多いです。よって、優先順位が低い、土曜日の予定については、糖質摂取はあきらめさせましょう。休みを2日与えとけば、十分でしょう」
といった感じです。


このルールを思いついたとき、電撃が走りました。
ダイエット業界が揺れ動くのではないかと思ってます。

とりあえずしばらくは、僕で実証実験してみます。成功するかどうか。

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