強い強い慣性の法則

毎日毎朝、起きたくありません。
ずっと寝ていたいです。

ただし、仕事がしたくないわけではなく、「起きて着替える」のがきついんです。


現在、週の大半を職場であるいいかねPalette内にある通称「独房」で生活しています。
つまり、起き上がる、着替える、の2ステップで、移動時間0秒で仕事場である事務室のパソコンの前に座って仕事を開始できます。

しかし、たったこれだけのステップでも面倒すぎて起き上がるのが困難です。
これがもし、職場が寝所の外にあったりすると、どうでしょうか。
おそらく、決意エネルギー、根性エネルギーが朝イチからごっそり奪われることになりそうです。


実際、過去にこの「通う」働き方をしていた時期がありました。

東京で働いているとき、毎朝8時半に家を出て、家からドア・トゥー・ドアで1時間かかるオフィスに通っていた時期もあったんですが、
毎朝起きて外に出るのが苦しすぎて、2ヶ月ともちませんでした。
あの頃は、精神状態がかなりひどかったと思います。平日の朝が来るのが憂鬱でしょうがなかったです。

そう考えると、「通える」は立派な能力だと思います。
「通える」だけで、世間一般大半の会社への就職が選択肢に入る。

それができなかった僕は、社会に出た瞬間から、働き方に制約があったと言えます。


それくらい、「起きる」と「着替える」は初動にエネルギーを消耗します。
実は、動き出してしまえば、意外といけてしまうんです。
問題は、初動なんです。

余談ですが、僕が毎日同じ服を着て同じ帽子をかぶって同じ靴を履いている理由の一つは、
「着替える」決意コストを少しでも抑えるためだったりします。
「着替えよう」と決意して立ち上がったその向こう側に「服を選ばないといけない」が待ち受けているのだと想像しただけで、立ち上がるために必要な決意エネルギーが倍増します。
初動を削ぐんです。

ちなみに、本件を考えていて気づいてしまったことがあります。
最近僕はずっと「走りたくない」んですが、
その理由に「着替えて外に出たくない」がかなり大きな割合で含まれているということです。
実は意外と、走り出してしまえばなんとかなるんです。
最大の敵は、「着替えて外に出る」ことだったりするのだと。

僕の特性として、慣性の法則が強いんだと思います。
なにか動きを起こすまではめちゃくちゃ腰が重いですが、一度始めてしまうと、なかなかやめられなくなります。
夜は寝たくないし、朝は起きたくないんです。


あぁ…
いつか、布団から出ずにスマホだけで全ての仕事が完結できるようになりたいです。

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