以前描いた記事の続きを書きました。
みなさん、マジでご意見ありがとうございます。
このポストをしてから自分なりに色々考えて、なんとなく思ったことを箇条書きでまとめてみます。
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・まず最初に一応言っておくと、樋口個人としてはもちろんマスク作戦は意味がないと思っている。しかし、今回の議題はマスク作戦の是非ではないので、この議論は一旦おいておく。
・世間は、マスク2枚作戦の費用対効果そのものに対して怒っているのではなく、政府の無能さに対して呆れ果てて腹が立っている。
・今までずっと政府の不誠実さや無能さに対する感情が蓄積されていた。さらにこの緊急時に、効果的な政策を期待していた状況で、びっくりするくらいの悪手を打ってきたので、がっかりと怒りが湧いてきた。
・以上が世間一般の大多数の感覚だと理解した上で、僕自身はそこまで感情が盛り上がらなかったのはなぜかと考えた。
・自分自身が(特定分野において)無能で人一倍できないことがある劣等感に苛まれてきたので、無能さを揶揄することにそもそも抵抗がある。不誠実さに対してはしっかりと怒りが湧いてくるのだが、本件が不誠実さからくるものなのか無能からくるものかの正確な判断ができていないため、腹の底から本気で否定できない。
・自分自身が、組織のトップとして無能だったせいで組織を崩壊させてしまった経験があるので、本件でトップを攻撃することは過去の自分を攻撃することと同等になり、ネガティブ目線で捉えようとすると無意識にマインドブロックがかかってしまう。
・政治や経済にうとすぎて、自分が感覚的に感じる印象が、十分な根拠をもとに捻出されたものだと思えず、断言する自信がない。
・政府は一般国民が知り得ない極秘の情報を知っていて、それを根拠に判断しているはずなので、一般人が知りうるオープンな情報だけを根拠に判断する一般人の決断と大きくかけ離れてしまうに決まっていると思っている。
・なんぼなんでも、そこそこの人気があって、そこそこの大学をでていて、そこそこの年齢を重ねている国の中核の人たちがそこまで馬鹿なわけないじゃないかと思っている。
なので、表に出てこない狡猾な人間が、表に木偶の坊を置いて世間に叩かせ、それを隠れ蓑に裏で大きく何かを動かしているといった可能性も否定できないと思っている。
例えば、「日本を長期的に存続させるためにはコロナウィルスが広まったほうが良いと考えている人たちが、わざとトップに馬鹿のふりをさせて広めようとしている」とか。
そこまで行くと、一般人では到底推測も判断もできない。
・そもそも、会社員や公務員を選ばず、自営業で生きていこうと決めた日から、災害や病気や怪我のリスクは織り込み済みで、覚悟はしていたし、政府にその尻拭いを期待したことがなかった。どこで何をしていようが、何かが怒ったら何かが潰れるわけで。
携帯電話が普及したら、世界は幸せになるけど、固定電話やポケベルを作っていた会社は割を食う。コロナが流行ると、マスクを作っている会社やIT会社は利益が上がる。どんな事象も、場合によってどこにどう影響を及ぼすかはそれぞれ。
つまり、政府に期待してなかったからがっかりしない。期待しているとがっかりする。その落差が僕の場合はあまりなかった。
・さらにいうと、いままで何年もの間、日本政府のダメダメさについて十分判断できるくらいの情報は取得できていたのにも関わらず、いつでも国外に出れる状況のなか、他の国を選ばずにこの日本で生活することを選んだのは紛れもない自分だという意識が強い。
自分の選択は自己責任。
例えるなら、トップが無能なブラック企業につとめていて、いつでもやめる権利はあるのにやめることができずに、なにか事件が起こって自分が被害を被ることになったとしても、「いや、危機管理能力なさすぎやろ。その会社選んだのは自分自身やし」と思ってしまう感覚に似ている。
・結局、一つの物事に対していろんな視点から見たメリットデメリットがあって、できるのは予測することまで。しかし、成果があるかどうかはよくわからない。いや、正確には、いろんな視点から成果を評価できてしまうので、トータル的に良いのか悪いのかの絶対的な判断は難しい。
しかも、その答えはすぐに出るものではなく、やってみてしばらく経ってみないとわからない。
以上です。
また一つ、思考がアップデートされた感覚があります。でも、まだまだ解っていない部分がたくさんあると思いますので、今後ともよろしくおねがいします。