たまに、とても信じられない犯罪のニュースが流れてくることがあります。
もちろん、僕も世間とともに怒りが巻き上がることもあります。
とくに、僕自身に息子がいるということもあり、幼児虐待系のニュースをみると、めちゃくちゃ胸クソが悪くなります。
しかし、そんなときこそ、なるべく気をつけていることがあります。
それは、
「許せる、許せないに関係なく、犯罪者の気持ちを理解しようとする」ということです。
もちろん、犯罪ですから、許さなくてもいいですし、怒っていいんですが、
思考停止状態で、ただただ感情的になるだけでは、解決に向かいません。
事件が起こったということは、必ず理由があるはずです。
テレビやネットニュースの中で起こっていることが、身近で起こるかもしれないのです。
その時に、僕は犯罪者の気持ちを理解したいです。
ストレスにやられたのか、社会全体に幻滅したのか、誰にも理解されない孤独を抱えていたのか、単なる利益目的だったのか、正義感がゆえの行動なのか。
もちろん、犯罪を犯した人への懲罰は、犯罪抑制のために有効だと思いますが、
僕はこれからの時代、懲罰に対して痛みや恐怖を微塵も感じない、いわゆる“無敵の人”ってのがどんどん増えてくると思います。
そんな人が、なぜ犯罪を犯すのかは、社会全体として、理解しておいたほうがいいと思ってます。
ちなみに、僕の場合、懲罰は正直全然怖くないです。むしろ、一生のうち、一度くらい経験してみたいとすら思ってます。
ただ、たまたま僕に道徳観が備わっており、僕が犯罪を犯すと迷惑をかけられたり悲しんだりする方々がいるから、興味本位で犯罪を犯すようなことはしないだけです。
そう考えると、僕は、無敵の人の思考がかなり理解できる方だと思ってます。