鳩時計

時計の役割は、時間を知らせることです。

時計を見ずになんとなく時間を把握するために、一時間おきに、今何時なのかを「ボーン」などの音の回数で表してくれる時計もあります。
便利だと思います。便利だから、時計にそんな機能をつけたのだと思います。

ここで、唐突ですが、鳩時計について考えてみましょう。
鳩時計も、先述の時計と同じく、「ポッポー」の回数で時間を知らせてくれます。
便利ですよね。
さて、ここで一度立ち止まって冷静に考えてみてください。

「鳩が窓からでてくる演出いる?」
…です。

窓から鳩が出てくることについて、機能的には、なんの価値もないです。
まっっっっっっっっっったく持って、意味がないです。

それなのに、鳩時計が存在します。

想像の範疇を超えませんが、おそらく、
「時間を知らせる時に、『ボーン』でもいいんやけど、なんか、もうちょっとおもろいほうがよくね?
あ、めっちゃいいアイデア思いついた。なんかわからんけど、窓あいて鳩が出てきたらおもろいやん。
ついでに、ポッポーって音にして、鳩が鳴いてる風の音つけたらテンションあがるわ。」

…と思った人がいるのです。
彼は、日常を少しだけ楽しくすることに貢献したわけです。
僕は、そいつのことが愛おしくてたまりません。

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