教育の教育

子育てをしていると、わからないことがめちゃくちゃ多いです。

何を食べさせて良くて、何がダメなのか。
今の年齢だと、どこまでやらせてよくて、どこまではダメなのか。
やっちゃいけないことをやったとき、叱りつけるのがいいのか、優しく訂正するのがいいのか。

一瞬一瞬で判断を迫られます。

箸で食器を叩いて遊びだしたら、
ドラムが上手だねと褒めるべきなのか、
食器で遊んじゃダメだと止めるのか。

高い椅子に登って遊びだした時に、
登れるようになったね、すごいねと褒めるべきなのか、
落ちたら危ないからやめなさいと止めるべきなのか。

熱い汁物を食べさせる時に、
火傷しないようにさましてから与えるべきなのか、
多少熱い思いをして、冷まして食べることを覚えさせるべきなのか。

当たり前ですが、義務教育で教わったことがありません。
そして、おそらくほとんどの人が、体系的に勉強するわけではなく、
感覚やなんとなくでやっていたり、近くの誰かに教わって、
それをそのまま実行したりするんだと思います。

しかし、よくよく考えると、これは相当危険なんじゃないかと思ってます。

子供の頃の親の影響は、言わずもがな、めちゃくちゃ強大です。
それを、技術がなく、メンタルトレーニングもしていない素人の親が、いきなりその仕事をまかされるわけです。
これで、失敗しないという方が難しいです。

世の中には、子育てのプロがいます。
ベビーシッターや、保育士さんや、学校の先生がたです。
その方々は、その仕事に命をかけ、プロとして対価をもらって、
しっかりとした教育システムの中で研修があり、先輩方のサポートの中で実習し、
僕らが本業の仕事をしているすべての時間を、子供を育てることに時間を使っているわけです。
これは、勝てるわけがないと思います。
むしろ、プロに勝てると本気で思っている人は、プロをなめてはいけないと思ってます。

なんか、一回でいいので、
丸一日、プロに僕の子育てをみてもらって、家庭教師をやってもらう機会があればいいのに…などと思ってます。
というか、ありそうですね。
探してみます。

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