長く感じる、短く感じる

歳を重ねるにつれて、周りの同年代の人がよく言う言葉があります。
「もうあれから1年か…時が経つのははやいねぇ…」
的なやつです。

ちなみに、僕はあまりそう感じていません。
毎年、
「長ぇ…まだあれから1年しか経ってないんや…」
と感じています。

これは一体なぜなのか。
僕なりの答えは、以下の通りです。


人の記憶は、出来事の件数で覚えている。
そして、過去を振り返るとき、出来事一つ一つのサイズはあまり関係がなく、個数で思い出している。
つまり、出来事の個数が多いほうが長く感じる。
さらにいうと、同じ個数であっても、種類や要素が多いほうがさらに長く感じる。

例えば、以下のような数式があるとする。

【数式1】
2 × 2 × 2 × 3 × 3 × 4 × 4 × 5 × 6 × 6 × 7 × 7 × 7 × 7 × 7

これは、素因数分解すると、以下のように書ける。

【数式2】
2^9 × 3^4 × 5 × 7^5

こちらのほうが、データ量が少ないので、効率よく脳内に保存できる。
ということは、数式の中に現れる素因数が少なければ少ないほど、データ量は少なくなる。

脳内の記憶領域も、これと似た構造になっている。
数式1の各数字が、ひとつの出来事と捉えてみるとわかりやすい。

同じ要素をもった出来事が多いと、同じ要素同士でまとめて、脳内領域を節約しようとする。
脳内領域を占める割合が少ないと、過去を振り返った時に時間が短く感じてしまう。

ほとんどの場合、年々時が経つのが早くなっていくのは、似た体験を繰り返す事が多いので、実時間の進み具合に対して、素因数の増え方が相対的に少なくなっていくから。


…みたいな感じです。
いろんな人といろんな種類の出来事をいろんな場所で経験したほうが、素因数が多くなり、時間も長く感じるのではないか、という説です。
そして、おそらく僕は、毎年毎年、ものすごく目まぐるしく環境が変わっていってるので、
素因数が多く、素因数分解してもデータ量の圧縮率が低いので、長く感じているのでは?
と思ってます。


これが、良いのか悪いのかで言うと…、微妙なところです。
楽しいことが長いのはいいですが、長い時間が楽しい事ばかりで埋まっているわけではないケースも多々あるからです。
実際、そんな時期もあります。
いや、正直、そんな時期のほうが長いです。

とはいえ、
人生が長いほうが面白いことに出会える確率が高いので、どちらかを選べと言われると、
長い方を選びたいかな…と。
そのかわり、その長い時間を、楽しいことで埋めていかないとなぁと思ってます。

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