仕事で出会った年下の方と話すとき、敬語のままで問題ないのであれば、それでいいと思います。
しかし、敬語というのは、良い意味でも悪い意味でも、距離感を保つ言葉です。
その距離感が心地いいのであればもちろん何も変えなくて良いのですが、人によっては距離感を縮めたくなる時があります。
つまり、敬語からタメ口に変える必要が生じる場合があります。
そこで問題となるのが、その方法です。
これが…ですね。デリカシーがない人であれば簡単なんです。
思ったその瞬間から、何も考えずにタメ口を使えば良いだけなので。
対して、デリカシーがある方。
これが…はい。面倒です。
僕は、(人からどう思われているかは置いといて)少なくとも最低限のデリカシーはある側だと思ってます。
そんな僕のような人が、敬語からタメ口に変える方法は、もうこれ一択です。
「今から、タメ口で喋りたいんですが、大丈夫ですか?」
と、宣言することだけです。
おそらく、デリカシーがある方にとっては、ちょっと難しいでしょう。
しかし、考えてみてください。
(うわぁ…言いにくいな…)
と思うのは、その瞬間だけです。
一度言えば、金輪際二度と言わなくていいです。
それを先輩が背負ってやることで、良質な関係を作れるのであれば、先輩がそれを担ってやるくらい、当然でしょう。
1円もかからないんです。
10分後には宇宙の屑として無になる「恥ずかしみ」など、無いと同等だと捉えましょう。
というか、無いです。無いので。
あると思わなくていいです。