飛ぶ

タイトルに書いた「飛ぶ」というのは、いわゆる「失踪する」という意味です。

最近、3人ほど「飛んだ」人の話をききました。
しかも、聞いたところによると、3人とも生存確認がとれているらしいです。
それを聞いて、めちゃくちゃ考えるわけです。

「飛ぶメリットはなんやろ?」と。

まぁ、全てが面倒だったのかもしれませんし、飛んだ瞬間は、メリットデメリットで考えてないのかもしれません。
気持ちがおかしくなっているときは、そうなってしまうのも理解できます。
しかし、今はすでにだいぶ時間がたってます。
冷静になったときに、飛んでそのまま連絡がない状態で放置しておくのは、
僕には、デメリットのほうがあきらかに大きいとしか思えません。

一番のデメリットは、本名だったり、顔を出したりして活動できなくなることです。
一昔前ならまだしも、昨今のネット社会において、この制約はえげつないでしょう。

仕事の失敗だったり、金銭関係のもつれが原因かもしれません。
しかし、仕事の失敗については、謝るか、責任をとって退職すればいい話です。
「謝る」と「消える」は、あきらかに「消える」のほうが後々生きにくいでしょうし、
そもそも退職するなら、しっかり整理して退職したほうがいいですよね。
さらに、その時に誰にどう思われようが、どうせコミュニティーからいなくなるんですから、とくに関係ないわけです。

金銭関係についても、どうせ無い袖は触れないのですから、機関から借りた金については破産すればいいですし、
個人間の貸し借りについても、正々堂々と謝って、返せるまで待ってもらうとかのほうが、トータルすると得だと思うんですけど、どうなんでしょうか。

あと、「人に言えない過去」があるというのも、超でかい面倒ポイントだと思います。
自分の過去を人に話す時に、隠したり嘘をつかないといけない状態って、どうなんでしょうか。

僕が人間を見る時にもっとも重要視しているのが、「嘘をつかない人間かどうか」です。
はっきりいって、「能力が低い」とか、「ダメ人間だ」とかは、そこまで大きな問題にならないんですが、
「嘘をつく」人は、僕にとって相当評価が低くなります。
同じように考えている方は結構いるような気がしますけど、どうでしょうか。


ということで、僕なりの考えをまとめると、
絶対に「飛ぶ」より「飛ばない」の方が良いと思うんですが、
それでも「飛んだ」ということは、僕が知らないメリットがあるんじゃないかと思います。
普通にインタビューしてみたいです。これは、興味本位で。

そういった立場に立たされた人間の行動心理に、めちゃくちゃ興味があります。
絶対に居場所を誰にもバラさないので、僕だけにこっそり連絡くれないかなとか思ってます。

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