誰かの誕生日会を開くとします。
例えば、以下のような場合の割り勘について考えました。
・最終的にお金を出す人数は5人(A〜E)
・事前に買い出しに行き、手出しをしたのはそのうち2人(Aがケーキ、Bがプレゼントを買ってきた)
具体的な数字があったほうがわかりやすいと思うので、適当に値段を決めましょう。
ケーキは3800円、プレゼントは12800円とします。
このとき、最もわかりやすく、最も効率が良い方法はどういった方法でしょうか。
※「効率が良い」の定義として、「お金の移動の総回数が最も少ない」とします。
おそらく一番わかりやすいのは、AとBの手出し金額をそれぞれ5で割り、残りの4人がAとBに支払うというパターンでしょう。
これだと、以下の8回ぶん金銭の移動が発生します。
B→A 760円 C→A 760円 D→A 760円 E→A 760円 A→B 2,560円 C→B 2,560円 D→B 2,560円 E→B 2,560円
総人数をn、買い出し人数をmとして数式にすると、移動回数は、
{(n-1)*m} 回です。
これより現金の移動がすくなければいいわけです。
次は、まずは支出の合計を出し、それを5で割ることで、一人頭の支出額を算出し、
一旦、テーブルの上にお金をあつめます。そこから、AとBが経費精算するというパターンです。
会社でよくやるレシートによる経費精算ですね。
A→テーブル 3,320円 B→テーブル 3,320円 C→テーブル 3,320円 D→テーブル 3,320円 E→テーブル 3,320円 テーブル→A 3,800円 テーブル→B 12,800円
少し減りました。
数式にすると、
(n+m)回です。
おそらく、わかりやすさでいうと、これが最強だと思います。
しかし、もっと効率的にしたいです。
テーブルの役目をAが担ってみてはどうでしょうか。
まず、「A←→テーブル」が消えます。
B→A 3,320円 C→A 3,320円 D→A 3,320円 E→A 3,320円 A→B 12,800円
そして、B→AとA→Bが、行って来いになってるので、
差額で調整します。
C→A 3,320円 D→A 3,320円 E→A 3,320円 A→B 9,480円
数式でいうと、
(n-1)回です。
これがおそらく最小回数です。
この結果を、幹事がいかにこんがらがらずに一瞬で計算できるかです。
僕が思う、わかりやすいフローはこうです。
- とにかく、まずはレシートの金額をすべて足す
- 人数で割って、一人頭の支出を出す
- とにかく、手出し額と支出額の差額をだす。
- 誰か一人幹事を決め、その差額分を支払う or 貰う。
これって、冷静に整理して考えたらめっちゃ簡単な考え方なんですが、
「考えるのが面倒でごちゃっとしそうだから」という理由で、この方法が採用されることが意外と少ない印象なので、完璧にまとめてみました。
ここまでやって思ったんですが、これ、計算するためのアプリかWebサービスが絶対ありそうですよね…
でもまぁ、そんなの使わなくても計算できるにこしたことないですね。
皆様今後の割り勘人生の参考になれば幸いです。
そして、できれば小銭のやり取りが発生しないように、LINE PayやPayPayなどの電子送金を利用することをさらにおすすめします。