ダイエット達成瞬間の「なんとも言えない感情」Vol.2

前回のブログで、
ダイエットを達成した瞬間に巻き怒った感情、
「嬉しさ」4割、「なんとも言えない感情」6割のうち、
「なんとも言えない感情」の一つ、「変わりたくない!」について書きました。

今回は、その続きです。


早速いきます。
「なんとも言えない感情」のうち、「変わりたくない!」とともに巻きおこったもう一つの感情。
その感情に名前をつけるなら、「自由の代償が襲いかかってくる恐怖」です。


突然ですが、想像してみてください。
僕が、覚醒剤の常習者だとして、もう金輪際、覚醒剤をやめようと決意したとします。
僕は、金庫の中に覚醒剤と注射針を入れ、鍵をして、鍵を友人に預けました。
これで、いくらやりたくてもやれません。禁断症状がでても安心です。
しかし、ある日部屋の掃除をしていると、ある鍵を見つけました。それは、金庫の合鍵でした。
これで、僕はいつでも金庫を開けることができます。

さて。
鍵を見つける前と、見つけた後、どちらがキツいでしょうか。


話を戻します。
僕は、ダイエットについて、炭水化物と甘いものを抜くという、鉄の掟を作りました。
これは、上での例で言うところの、金庫に鍵をかける行為です。
どんなことが起ころうとも、ルールは守りますので、外的要因に左右されないわけです。
自分が作ったルールですが、ネット上に公開した時点ですでに僕の手を離れていて、ルールを作った自分ですら変更できないように鍵をかけてしまったのです。
僕の欲望がどれだけ爆発しかけても、食べたら切腹ですので、食べられません。

しかし、今は違います。
僕を制御する外的要因がありません。
言い換えると、食欲という敵から、自分を守る鎧を脱ぎ捨ててしまいました。
ここから先は、生身で戦う必要があります。
この状況が、どれだけ辛いか知っています。
生身の僕は、異常な程”か弱い”です。簡単に欲望に殺されてしまう危険な状況と、毎日毎日、常に向き合わなければなりません。

そもそも、無理なダイエットを行う大前提として、「リバウンドを恐れない」というのがありました。
「リバウンドしないように痩せる」というのが、ダイエットの決意を阻害する最も強い言い訳になると考えていたからです。

しかし、いざ痩せてみると、そうはいきませんでした。
「せっかく痩せたのだからリバウンドしたくない」という、執着が生まれてしまいました。

ちなみに言うと、ここまでは実は予測してました。

「痩せる前から、痩せた後の心配をするようでは、痩せられない。
痩せてしまえば、自ずと執着が生まれ、その執着が、リバウンドを防止する」

…ということまで、計算済みでした。
しかし、想定外だったのは、計算通りにその状態になった今、想像していなかったほどの恐怖心が生まれてしまったことです。鬼のような恐怖です。

ここでもし、再び太ってしまうと、また、今までやってきたような地獄を繰り返さないといけない。
正直、もう二度と味わいたくない苦しみです。


以上が、ダイエットに成功した瞬間の頭の中の思考です。
普通なら、ダイエット終了の瞬間に、堰を切ったように禁止食品を食べるはずです。
しかし、最初に口にしたのは、自販機で買ったミネラルウォーターでした。
糖質を取ってしまうのが、怖くてたまりませんでした。

では、その日の夜に、ダイエット後はじめての炭水化物をとったとき、どのような感情になったのか…。

続きはまた次回。


【追記】
続きを書きました。

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