いただいたお題は全部そうなんですが、これも考えれば考えるほど、どっぷりと深くなってしまうお題ですね。
とりあえず、「無知」をググってみると、こうかいてありました。
知らないこと。知識がないこと。知恵のないこと。また、そのさま。
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/215563/meaning/m0u/
まぁ、知ってたとおりの言葉が出てきました笑
しかし、一個ずつ掘り下げていくと、意外と難しいですね。
「知る」とは何か?
「知識」とは何か?
「知恵」とは何か?
もちろん、言葉の意味は知っています。
正確には、言葉の意味を、「言葉で理解」しています。
しかし、「心から理解」しているかどうか、正確に図るすべがありません。
ちょっとこれだけでは何を言ってるのかわからないと思いますので、例を出します。
「健康第一」という言葉があります。
この言葉自体は、小学校低学年でも知っているはずです。
ほとんどの生命活動は体を使って行うので、体が健康なのが一番。
意味としてはすごく簡単ですし、言っていることは論理的にも成立しています。あたりまえのことです。
おそらく、ほぼすべての方が、「言葉で理解している」と思います。
しかし、心で理解しているかどうかというと…どうでしょうか。
僕は、髄膜炎という病気にかかったことがあります。
最悪の場合は死に至る病気です。
その時、凄まじい頭痛の中、病院のベッドの上で、こう思いました。
「け、健康第一…」と。
このとき、今までよりも、この言葉の意味がわかりました。
つまり、「心で理解する」という領域は、どこからどこまでが「理解」の範疇かの客観的判断ができません。
そういう意味では、「知る」「知らない」という、明確な境目がある二択ではなく、
「全然知らない」 →「あまり知らない」→「よく知る」→「めちゃくちゃよく知る」→「知り尽くしていてもはや悟ってる」
…というように、限界や境目のない、グラデーションのようになっているような気がします。
…ただ、残念ながら、心の理解度は評価ができないので、
「俺が思うに、たぶんそういう仕組みになってるんだろうな」という程度ですが。
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