禁煙生活497日目

中学、高校と、周りの友達はほとんどタバコを吸っていたなかで、僕は断固として吸いませんでした。
それは、周りが吸うなら逆に吸わないほうがカッコいいと思っていたからという、それだけの理由です。
おそらく、周りが吸っていなかったら、吸っていたでしょう。
反社会的思想に対してもレジスタンスで、一周して正しい行為をしてたという、徹底的にひねくれたガキでした。

そして5年半前、31歳のときにタバコを吸い始めました。
理由は、「禁煙の苦しみを味わいたかったから」です。

みなさんがご存知の通り、社会はタバコを排除する方向に向かっています。
そのなかで、周りの方々が禁煙にチャレンジしているのを横目で見ていました。
しかし、その半分以上が失敗しているのです。
そうやって禁煙に失敗している人を…いや、これは、本当に申し訳ないんですが、
あえて正直に言わせてもらうと、「ダサい」と思っていました。スイマセン…。

でも、どれだけ禁煙が辛いかを知らないと、ダサいなどと思ってはいけないと思いました。
もし自分が喫煙者で、非喫煙者からダサいと言われたとしたら、
「お前、禁煙がどれだけキツイか知らないくせに」と思うだろうなと。
経験したことのない人の言葉など、説得力がないです。

例えば、息子が大きくなってタバコに興味をもったとしたら、
親父として「一回タバコすったら最後、辞めるのしんどいぞ」と教えてやりたいんです。
これもやはり、経験したことのない人の言葉など、説得力がないです。

じゃあ、禁煙を経験してみようってことで、タバコを吸い始めました。

以下、樋口喫煙年表です。

  • 2013年4月10日 喫煙開始。当時31歳。
  • 2013年6月15日 第一回禁煙開始。
  • 2013年8月20日 第一回禁煙失敗。
  • 2016年12月31日 第二回禁煙開始。
  • 2017年2月15日 第二回禁煙失敗。
  • 2017年9月30日 第三回禁煙開始。
  • 2021年3月23日 第三回禁煙失敗(予定)。

まず、吸いはじめて2ヶ月後に、禁煙を開始しました。
ただ、残念ながら、まったくもって辛くありませんでした。
それはそのはず。喫煙期間が短すぎて、身体に依存性が定着していなかったのです。
このまま禁煙を続けてしまうと、ただの短期喫煙体験をしただけで終わってしまいます。
それでは、意味がありません。
ということで、自主的に禁煙を失敗しました。

それからというもの、必ず一日一箱吸うことをノルマにし、吸い続けました。
そして、約三年間吸い続けたのち、満を持して第二回の禁煙を開始しました。
ここは、さすがにかなりきつかったのを覚えています。
ただ、タバコと向き合う生活でもう一つやりたかったのが、
「禁煙が苦しすぎて、どうしても我慢できず、欲望に負けて吸ってしまう」ということでした。
我慢できずにどうしても吸ってしまうタバコが、どれだけ美味いか経験してみたかったのです。
ただ、一度決めたことを守らないというのは、自分の人生のルールに反します。
そこで、「我慢できずにどうしても吸ってしまう日をあらかじめ決めておく」ってのをやりました。

本来であれば、あらかじめ日程を決めてしまうと、我慢できずに吸ってしまう行為にはならないんですが、
「男が覚悟を決めて一度宣言した事は、命に換えても守る」というレイヤーが一つ上の人生のグランドルールがありますので、そちらを優先したという感じです。

そして、来たる第二回禁煙失敗の日。
23時59分になり、あらかじめ買っておいたアメスピの黄色のキャラメル包装を開け、タバコを取り出し、口に加え、0時ちょうどになった瞬間、火をつけて、思いっきり煙を肺にいれました。

「まっず…」

久々に吸ったタバコは、草の味しかしませんでした。
なんでこんなものを吸いたくてたまらなかったんやろ…。そう思いました。
ただ、不思議なことに、1本を吸い終わると、もう一本吸いたくなるのです。
そうして、喫煙生活サードシーズンがスタートしました。

次の禁煙タイミングは、その7ヶ月後の妻の妊娠が発覚した日でした。
とにかく嬉しくてたまらず、テンションが上がりすぎていた僕は、
これから妻は酒も飲めないし、いろいろと生活に制限が出てくるのだなと思うと、僕も何か生活に制限をつけたくなり、ノリで「子供が3歳の誕生日になるまで禁煙する」という、必要以上に長期計画な禁煙宣言をしてしましました。

ただ、もうこの時点で、ニコチン依存性は以前の禁煙機関とは比べ物にならないほど、身体を蝕んでしていました。
起きている時間、毎分、毎秒、吸いたくてたまらないのです。
そんな僕は、自分に言い訳をし、友人に余ったiQOSを借り、吸い始めました。
「これはタバコじゃないからOK」という自分勝手な理論をつけ、しばらくはiQOSを吸っていました。

そのことを特に隠しているわけではなかったんですが、あえて妻に報告するわけでもなく、数週間が経ちました。
そして、僕がiQOSを吸っていることをたまたま妻が知ったときに、妻に言われました。
「ダサい!とにかくダサい!私は一回も禁煙してほしいとか言ってないのに、自分で勝手に禁煙はじめて、さらにiQOSはタバコじゃないとか、ほんとにダサい!」
その言葉に逆上した僕は、その場で残りのiQOSの玉をゴミ箱の中にに叩きつけ、
「もういい、タバコ、iQOS、プルームテック、glo、禁煙パイポですら、一切吸わん!」と啖呵を切りました。

それ依頼、現在に至るまで、一本も吸っておりません。

参考になるかわかりませんが、少なくとも僕にとって最も効果的な禁煙法は、「身近な人にダサいと思われたくない」という自己の性質を利用した「身近な人に宣言する」という方法でした。
以前ダイエットの記事で書いたように、自分にとってどういった方法が一番効果的かは、人それぞれだと思います。

禁煙したくても出来ない方にとって、この記事が何かの参考になれば幸いです。

あぁ…タバコ吸いてぇ…

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