Instagramの写真を一括で保存する方法【後半】

一つ飛ばして、前々回の記事の続きです。
こちらから思い出してください↓

Instagramの写真を一括で保存する方法【前半】

今回は、Photoshopのバッチ処理によるトリミングとファイルリネームについて書きます。

まず、前回までで、インスタの個別画像を表示させて、フルスクリーンでスクショをとるところまでやりました。こんなかんじです

要はこの画像から、該当部分のみを切り出せばいいわけです。

Photoshopでアクションを作成

今回はPhotoshopの自動バッチ処理機能を使います。
アクションの記録準備をします。

まず、Photoshopでスクショ画像を適当に１枚開き、
メニュー > ウィンドウ > アクション　を選択して、「アクション」を表示させます。

この画面が表示されます。

新規アクション作成ボタンをクリックします。すると、以下の画面がでてきます。

アクション名を適当に決めて下さい。
今回は、「自動切り抜き」にしました。
また、その下の「セット」というのは、フォルダみたいなものだと思ってください。
僕の場合は、自作とデフォルトを区別したかったので、「higuchi」フォルダを作りましたが、作らなくても問題ないと思います。

さてここから、アクションを記録していきます。普通に一枚ぶん作業します。

切り抜いて…

「Web用に保存」です。
プリセットは、ファイルサイズと画質のどちらを優先するかによって、適当に決めて下さい。
今回は、「JPEG 高」にします。
また、ちゃんと正確に切り取れていれば、画像サイズは1200px×1200pxになっていると思うので、ここを確認します（ただし、環境によっては数字が違うかもしれません。未検証）。

そして、意外とここがポイントです。
かならず、「閉じる」作業をやってください。
これをやらないと、自動パッチを走らせたときに、Photoshop上に鬼のようにファイルが開かれてしまい、処理できなくなります。

ちなみに、もしファイルを一つしか開いてなかった場合、Photoshopを最初に立ち上げたときのダッシュボード画面がでてきてしまい、アクションウィンドウが非表示になってしまいます。
そんなときは、焦らずに、適当にファイルを新規作成してみてください。
すると、まだアクション記録が続いていて、「作成」ってのができてしまったいることを確認できます。

慌てずに、アクション記録を停止して、「作成」を選んだ状態でゴミ箱ボタンをクリックして削除しましょう。

最終的に、「切り抜き」「書き出し」「閉じる」の3つだけになったらアクション完成です。

自動バッチ処理

では、いよいよ、このアクションをすべての画像ファイルに適用します。
ファイル > 自動処理 > バッチ
…と開きます。

すると以下の画面がでますので、設定していきます。

セットとアクションの部分から、さっき作ったアクションを選択します（今回は「自動切り抜き」）。
ソース：フォルダ
選択：スクショファイルが入っているフォルダを選んでください
実行後：なし
でいいと思います。

そして、OKボタンをおすと、処理が開始されます。
ここからは、ただただ待つしかないです。
ちなみに、1262枚を処理するのにかかった時間は、約20分くらいでした。
スクショを撮ったときのAppleScriptでの処理とは違い、バックグラウンド処理で行われるので、他の操作をしても大丈夫です。
ネットサーフィンでもしながら、気長に待ちましょう。

処理が終わると、切り抜き済みの画像ファイルが出来上がります。
おめでとうございます。