【ご報告】
2022年10月20日に第二子、結太（ゆいた）が産まれました！
結太が産まれてすぐ、消化器系の形成異常が発見され、そのままNICU（新生児集中治療管理室）に運ばれました。
出生の翌日に手術をし、一命をとりとめたのですが、そのまま入院を余儀なくされ、
各種検査の結果、ダウン症（21トリソミー）だと認定されました。
もともと、第二子を作ろうと思ったときから、どんな子が産まれようとも前向きに育てる想定と覚悟をしていたので、医師からダウン症の宣告を受けたときは、ショックがなかった…というと言い過ぎですが、
「なるほど、そのパターンの人生になるわけね。」
と、自分でも驚くほど冷静だったのを覚えています。
覚悟はしていたとはいえ、準備をしていたはずもなく、何をいつまでにどう対処しないといけないのか、皆目見当すらつかない状態からのスタートでした。
ネットで情報を調べたり、ダウン症関連の本を読んだり、保健師、相談所、障害者支援事業に携わる友人、教育現場に携わる友人、同じようにダウン症や知的障害のお子さんがいる親御さんに話を聞いたりして、やっとぼんやりと状況が見えてきた程度です。
「障害は個性のひとつだ」という考え方があります。
出生前から覚悟していたくらいなので、僕はそう捉えていますし、道徳的、倫理的には全く異論はありません。
しかし、現実に直面してリアルな社会の現状を調べていくうちに、どうやらそんなに簡単な問題ではないようだということが分かってきました。
多様性が叫ばれ、世の中は障害者が生きやすい方向に向かっているとはいえ、障害者がマイノリティーである以上、差別意識や人権問題とは関係なく、やはり健常者に比べて生きていくのが困難だということは事実で、
「障害」はその言葉通り、「障害」である側面も大きいようです。
これは本人だけでなく、我々家族にとっても同様です。
現時点で想定できている課題は以下のものがあります。
- 身体的健康の維持
- 保育園
- 療育
- 就学（一般学校 or 特別支援学校）
- 両親が仕事を続けられるのか
- 養育費
- 生活の自立
- 就労
- 両親の死後、誰が保護管理責任を持つか
おそらく、まだまだ見えていない課題がたくさんでてくるでしょう。
このように、医療面、福祉面、教育面、金銭面など、さまざまな視点での課題を抱えた状態でスタートをきることになります。
結太本人、我々両親ともに人生ハードモードが確定しているといっても過言ではありません。
僕個人の話でいうと、現在自分の会社の事業もままならない上に、世界情勢も不安定な中、正直これ以上人生の難易度が上がって大丈夫なのか？と心配な部分もあります。
しかしながら、僕自身は、困難だからといってそれが不幸と直結しているとは全く考えておりません。
「困難だが幸福」、「ハードモードゲームをポジティブに楽しむ」といった状態は実現可能なはずです。
実現可能であるならば、そこを目指すしかありません。
そこを目指して、瞬間瞬間で全力で最善を尽くし続けていれば、たとえどんな結末になろうが、少なくとも後悔することはないと思います。
それだけでもすでに僕にとっては、結太がこの世に産まれた意味があると言えます。
もっと言うと、すべての経験を通して僕が得た知見は、どこかで社会に還元したいし、できることならコンテンツに昇華させていきたいとすら思ってます。
その過程で、周囲の皆様のさらなる支援が不可欠ですし、少なからずご迷惑をおかけすることになってしまいます。申し訳ありません。
ただしその分、もしくはそれ以上、何かしら違う形で皆様にお返ししていきたいと今から思っています。
先のことを考えると不安や心配はありますが、今はとにかく、結太がかわいいです。
結太が、幸せにすくすくと元気に育ち、たくさんの人に囲まれ、結太を中心に周囲の人たちが繋がって太い絆で結ばれるような、そんな人になってほしいと願っています。
以上、長くなってしまいましたが、ご報告でした。
今後とも、結太を、樋口家を、よろしくお願いいたします。
名前：樋口結太（ひぐちゆいた）
性別：男性
誕生日時：2022年10月20日木曜日（先負）15時11分（申の刻）
出生体重：3096g
干支：壬寅
星座：天秤座
動物占い：動きまわる虎
おめでとうございます。
とってもかわいい。
樋口聖典さま、ご家族の皆さま、結太くんご誕生、おめでとうございます！手術が成功して良かったです。生まれた翌日の手術を、ちっちゃな体で結太くん、すごく頑張ったんですね～～♥眼差しの強さが、生きる力を示しているようですね！ほっぺもぷくぷく。♪♪かわいい♪♪♥動物占いで、動き回る虎とは！お兄ちゃんの虎之介君（わが道を行くライオン）も、びっくり？
「困難だが幸福」、「ハードモードゲームをポジティブに楽しむ」、「コンテンツに昇華」する等々、思ったこと、決めたことを、樋口聖典さんという人は、必ず可能にして、実現する不思議な人。でも、樋口さん自身の人生の難易度を、望んで上げることはないのでは？と思えてなりません。お友だちや樋口塾の皆さまはじめ、何かさせて～～、したい～～、と願う人たちが、長い列を作ると思います。子育ては、素人の親には手にあまり、プロの力を借りるもの、子どもは社会で育てるもの、という考え方に大賛成です。
私の弟は、ダウン症ではありませんが、障がいを持って生まれました。姉という立場でしか接していない私は、親として育てる苦労は、間接的にしか知りません。でも、きょうだいとして生活することも、簡単ではないことは、分かっています。とてもきれいごとではすまされません。今も、「😨😱😖😭😠・・・」となることはあります。一方、「😄😂🤣🥰🤗・・・」もあります。ただ、年月が過ぎて、言えるのは、弟が、かけがえのない存在であり続けたということです。弟を、産んでくれて育ててくれて、ありがとう、という気持ちです。今は、赤ちゃんの時は、信じられないくらい可愛かったのに、当時の面影の欠片もないおっさ～～ん、なのが、残念です。
樋口さん信者の皆さんの後ろを、トロトロおっかけています。
「愛の楽曲工房」大好き、エンディングテーマ、愛してます♥
結太君誕生おめでとうございます！
複雑な樋口さんの心境がよく現れていますね。樋口さんの日頃さの生き様を考える時、この子の誕生は新たなマイノリティの立ち位置、歴史を作っていくように感じています。
ポジティブにとか前向きにとかとは少し違う、ここがこうなれば、こうすれば道が開けると言うようなマイノリティのお子さん全体の生産的な未来か見えるような気がしています。
今年が樋口家にとって素晴らしい年になるよう影ながら応援しています。
結太くんのご誕生おめでとうございます！
16才のダウン症男子と健常男子2人を育てている母です。
ダウン症は生まれてすぐ障害が判明するので最初の衝撃がラスボス級ですが、そこを乗り越えるとあとはなんてことないです。障害があっても無くても子どもは勝手に育つなぁと日々実感しています。
仕事は普通にできますよ！私も出産前と変わらないペースで働いています(もともと漫画家だったので、どさくさに紛れてダウン症児育児の漫画やエッセイを出版させてもらいました)。
ダウン症児は成長がゆっくりなので、さぞ散歩中に季節の花に目がいったり流れる雲に想いを馳せたり星の輝きに励まされたり、それまでと違う価値観で世界と向き合えるようになるのだろうと期待していましたが私の場合はそんなことはなく、障害児を産むという人生最大級のディープインパクトをもってしてもほとんど変わらない自分に驚いた記憶があります笑
コテンラジオと樋口さんの大ファンです。本当に樋口さんは頭も性格も見た目も良くて全方位最高！
大切な生命の誕生と共に計り知れないほどの不安が一気に押し寄せてきたことでしょう。そして、同じ想いの中で試行錯誤している人達は一定数居るといえどマイノリティ、その逆の思考も何度もシュミレーションしたことと思います。
沢山の課題を考えて、具体的にどう幸せに過ごせるか。そんな事を全力で考えてくれて、手を緩めるなんてとんでもないと前しか向いていない親を持って、結太くんは幸せに違いありません。
生きるって何だろう？
当たり前とは、普通とは、良し悪しとは。
多様性が求められる細々とした忙しい社会で生きているうちに、こんな大事な事まで見落としかけているところ、樋口さんがこのように共有してくださって本当に意義があると思います。何より思いやりの気持ちが養われて心が優しくなると思います。
今ちょうと
日本テレビの「1周回って知らない話」で高嶋ちさ子さんの家族が取り上げられました。ちさ子さんのお姉さんは60歳のダウン症持ち。ちさ子さんは12人の女性ヴァイオリンユニットのツアー中のNHKホール公演で、お姉さん(ピアノ)と共演します。楽屋ではお父様もちさ子さんもお姉さんに容赦なく、ピリ辛ツッコミ。お姉さんも負けじと貶し合いをしていて、和やかな雰囲気。会場では、お姉さんオリジナルデザインのTシャツやぬいぐるみを数量限定で販売で大人気。お決まり文句は「いつもちさ子がお世話になっております」でした笑。
ハンディキャップを感じさせない人と人とのやり取りが本質的で、全く迎合するような素振りもなく、ほのぼのと何も考えずにテレビを見ていました。
また、樋口さんのこの記事を見たからこそ、より理解しようと思いながらも見ていました。
改めて結太くんの誕生、おめでとうございます！！！どのくらい飛躍できるでしょう。苦労をどれだけ楽しめるでしょう。自分自身も人生ハードモードを共に楽しみ、共感し、乗り超えられ、支え合える人間でありたいと思います。
結太くんのご誕生おめでとうございます！はじめまして。ブルタ、元小児科看護師です。コテンラジオの大ファンで、サポーターやってます。娘に深井龍之介教の信者、と言われてます😆ダウン症のお子さんは専門書の通り音楽が大好きで優しいお子さんがほとんどです。けれど、体に障害を抱えて、心臓が悪かったりと、他の形成異常を抱える方が多いです。まだ心配なこと、たくさんあって揺れる気持ちだとお察しします。まずは目の前の、毎日の一つ一つを大切に確実に歩みましょう。みんなで応援しています。私もいろんな心配抱えてるけど、毎日一歩ずつ歩んでいます。周りが気になるでしょうけど、案外一緒です。