3歳児の息子、虎之介は、わがままです。
気に食わないこと、思いどおりにいかないことがあると、泣き叫びます。
たとえば、お菓子が食べたいのに食べさせてもらえないと、お菓子がもらえるまで泣き叫びます。
ここで、親としては判断を迫られます。お菓子を与えるかどうかです。
僕は子育てのド素人なので、ここからの話は想像でしかありませんが、お菓子を与える場合と、与えない場合で、虎之介の特性が変わるような気がします。
お菓子をあたえると、泣きわめけば願いが叶うという体験をするという原体験を重ねることになりそうです。
つまり、一見不可能に見えることでも、願い続けると夢が叶うと信じて行動する子になるかもしれないというかわりに、
現実から目をそらし、他人との協調性よりも自分の欲望を優先し、コミュニケーションもうまく取れず、集団から迫害されていくことになるかもしれません。
逆に、意地でもお菓子を与えない教育をすると、
天災など、自分の努力や裁量でままならない事象に対して対処する力がつくかもしれませんし、何より忍耐力や我慢強さが身につくかもしれませんが、
自分の裁量を超えた存在と戦うエネルギーが沸かない人間に育つ可能性もあります。
かといって、ケースバイケースで許したり許さなかったりすると、バランスはよくなるかもしれませんが、
突出した能力がなくなるかもしれません。
子育てについて、どの方向に舵を切るか、本当に毎日毎日迷います。