アート作品の制作は、アウトプットをやっているかに見えて、
実は世界を自分自身の切り取り方で捉えるフィルターを作りあげる行為です。
つまり、むしろ制作者インプットを鍛える行為であり、アーティストの世界の切り取り方を共有されることで、ギャラリーは新たな視点を獲得する行為とも言えます。
そして、世界は認識でできていますから、世界をどう認識するか次第で、世界は変わります。
大袈裟にいうなら、理論上、アートだけで世界を変えることができるということになります。
世界は何も変わっていなくとも、人の中にある世界が変わるだけで、世界が変わったことと同じことですので。