私は過去と現在と未来に同時に存在する

僕が2016年からFM-KitaQでずっとやっている、「小倉ちゃちゃちゃラジオ樋口兄弟の愛の楽曲工房」あてに一通のお便りが届きました。

冒頭部分のみ、一部引用させていただきます。

昨日(2021年2月11日)ようやく聖典さんのご結婚特集回を聞き、喜びのあまり(おそらくだいぶ遅いのでしょうが)お祝いをと思いメールいたしました。本当におめでとうございます。

僕はこれを読んで、とても嬉しくなりました。
そして最後には、こう書かれていました。

最新の今頃はどんなコーナーやどんなハプニングが起こっているのでしょうか。とても楽しみに、少しずつ聞いていきます。

つまり、この方は、最近番組の存在を知り、第一回目から聴きはじめて、やっといま、2016年10月17日に放送された、「#11 樋口聖典結婚スペシャル」の回を聴き、こうやってお便りを送ってくれたということになります。

このリスナーさんが聴いているのは、過去の僕の言葉なんです。

もちろん、過去に放送したときは、このリスナーさんは僕の存在なんておそらく知るよしもないですし、僕も、このリスナーさんが聴くことはもちろん想定せずにしゃべっています。
そんな過去の僕と、現在のリスナーさんが、今、時空を超え、出会ってしまい、
現在の僕にお便りを書いているということになります。

今まで、たいして再生回数ものびず、反響もなかったラジオでしたが、
当時の世界にではなく、こうして(当時からすると)未来の世界に対しても同時に発信していたんです。

ということは、僕らが今現在作っているコンテンツも、おそらく、時代を超えて、未来の誰かに届くんでしょう。
僕は、過去と現在に同時に存在することになります。

なんて、ロマンチックなんでしょうか。

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