活動からタスクダウンしたあとの、個別のタスクを、2つの軸で評価してみます。
1つ目は、自分じゃないとできない作業かどうか。
2つ目は、やること自体が楽しい作業かどうか。
もちろん、自分じゃないとできなくて、かつ楽しい作業は優先的にやったほうがいいでしょう。社会全体にとって、もっとも効率がよく、美しいです。これはあきらかです。
自分じゃないとできなくて、やりたくない作業。
これは、もちろん本来やりたくありません。ただ、特に中小ベンチャーのような、イデオロギーベースのビジョナリーな組織の場合は、慢性的なリソース不足なので、どうしてもやらざるを得ない場合が多いです。
これは頑張るしかないです。
自分じゃなくてもやれる作業で、かつ楽しい作業。
これは、余裕があれば、適度に組み込んでいってもいいでしょう。
楽しいというだけで、気分転換になりますから。
さて、問題は、自分じゃなくてもできるやりたくない作業です。
やらないほうがいいにきまってます。
なぜなら、社会の中を探すと、その作業が好きで、やりたくてたまらない人もいるはずであり、本来ならその人に任せたほうが、社会全体で見たときに効率がいいわけです。
しかし、こんなことはもちろん頭ではわかっていながら、なかなかやらないことが難しい場面があります。それは、その作業をやりたくないのに、やれてしまうときです。
このケースに陥った場合、その作業を剥がすのがほんと簡単じゃないです。
やれてしまうので、自分がやったほうが効率がいいし、早い。
でも、やりたくないんです。
じゃあ、外注すればいいやん…と思うんですが、お金がかかるんです。
ってことは、自分でやらずに外注をするって、局地的にはある意味お金の無駄遣いになるんです(あえて無駄遣いという言葉を使います)。
でも、社会全体で考えると、美しくないわけです。
がんばって、美しい世界を作りたいんですけどね…。