牛乳

僕は昔から、牛乳が好きです。

給食で出てくる牛乳が好きでしたし、家でも飲んでいましたし、
かき氷にシロップと練乳に加えて牛乳をかけていましたし、
コーンポタージュを作るときはお湯じゃなくて牛乳で作りますし、
銭湯から上がったときにはコーヒー牛乳よりも牛乳を飲みたいです。

実は、父親も牛乳が好きで、毎日必ず飲んでいます。

遺伝なのか、息子の虎之介も牛乳が大好きで、ことあるごとに「牛乳ちょーだい」といってきてかわいいです。


とにかく、三代にわたって牛乳が好きなわけなんですが、僕には一つだけ致命的な欠陥があります。
それは、

牛乳を飲むとかなりの高確率で腹を下す

…ということです。
こんなに好きなのに、です。
正直、この欠陥さえなければ、毎日ものすごい量の牛乳を飲んでると思います。
なぜ、こんなに好きなのに、牛乳から嫌われてしまうんでしょうか。


愛しているものに愛されていないということは、とてもつらいです。
最初から牛乳に出会ってなければ、
いや、牛乳のことをこんなに好きでなければ、
おそらくこんな思いをする必要もなかったのでしょう。

近づけば近づくほど、自分の体を傷つけてしまうんです。
でも、好きという気持ちには勝てず、たとえ自分が傷ついてでも、牛乳を飲んでしまうことがあります。

必ず、後悔するのに。

でも、愛情とはそういうものかもしれませんし、それくらいがいいのかもしれません。

牛乳の話でした。

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