僕は田川という田舎出身です。
その後、福岡市を経て、東京に住むようになりました。
そこで、東京で生まれて、東京で育ち、東京から出たことのない人と友人になることがありました。
ある日の夜、その友人と当時僕が住んでいたマンションの屋上で遊んでいたときに、空を見上げると、星空が見えました。
しかしもちろん、東京の夜は明るいですし、空気も濁っています。
そこで見た星は、光が弱くくすんでいて、とてもきれいだとは言えませんでした。
そのときに、ふと思いました。
この友人は、このくすんだ星空があたりまえという世界で生きてきたのだな、と。
ちなみに、それが、良いとか悪いとかの話ではありません。
ただ、そう思った、という話です。