ノイズ

ノイズという言葉があります。
「邪魔な音」という意味です。

僕は音の仕事をしてたこともあり、ノイズについては、おそらく一般の方よりも敏感だと思います。

で、基本的にはノイズというのは、「邪魔」なので、消したほうがいいとされています。作品はきれいな方が良いので。

しかし、ノイズを消しすぎるとどうなるか。
「不自然な音」になるんです。

たとえば、ボーカリストが歌うときに、息を吸う音。
映画のワンシーンでの、窓の外の音。車の騒音。虫の声。

音楽や映像作品を楽しむ上で、直接的に効果があるものではないんですが、
実は、「邪魔な音」をすべて消し去ってしまうと、「不自然」になります。

ということは、「自然」な状態とは、「邪魔」があるという状態だと言えます。

邪魔とは、そもそも「いらないもの」ではないという、なんとも矛盾したような話です。

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