子供の頃から人一倍記憶力が乏しかったせいで、知識がないことがずっとコンプレックスでした。
特に歴史の授業は全教科の中で一番しんどかった記憶があります。
人の名前や年号を暗記してなんの役に立つのか。
そこに対する納得感がなく、ただただテストの点を取るためだけに嫌々勉強していたので、まったく知識として定着していませんでした。
その結果、政治や歴史に対して、まったくわからないまま現在を迎えました。
そしていま、歴史弱者という立場で、僕と同じように歴史がわからない立場を活かし、歴史をテーマにしたPodcast番組で聴き手をやれています。
もし、もともと歴史に興味があったら、この仕事はできていません。
必要だと思っていたものが、なかったことで価値が産み出せているわけです。
そう考えると、本当にもう、何が正解かわかりません。
成果をだすために頑張るのが馬鹿らしくなってきます。
特に、このご時世、一年先のことも読めないので、今必要だと思うことが、来年にはまったく価値がなくなっている可能性もあります。
じゃあ、どうすればいいか。
今この瞬間、エネルギーを出せることに命を使うしかない。
最近は、ずっとそう考えています。