「忙しい」と言ってはいけないルール

ふと気を抜くと、

「時間がない」
「忙しい」

…という言葉がボコッ、ボコッと穴から出てきます。

それを、

「『時間がない』とか言い訳」
「『忙しい』はタイムマネジメントができてない無能の証明」

…といったハンマーで一つずつ丁寧にずっと叩き潰してきました。
これは、ビジネスパーソンの教科書の一ページ目に書かれているくらい、当たり前のように言われていることです。

おそらく、「忙しい」で検索したらいくらでもそういったビジネスパーソン向けの記事が出てくると思います。

実際、10年間、それを心に留めてやってきました。
たまに「忙しい…」と漏れることもありましたが、
「あぁ、やばいやばい、これは言ってはいけないんやった」と反省してきました。

しかし、最近は正直その作業自体に疲れた感じがします。

そもそも、僕は自分のことをビジネスパーソンだと思う感覚がかなりなくなってきました。
なのに、人と関わる仕事をしているだけで、ビジネスパーソンの常識を守らないといけない…、つまり守る「べき」に支配されている気がしてなりません。

客観的に見ると、僕はおそらく社会の常識からは少し外れた価値観をもっていると思っていますし、それらに流されすぎることなく、比較的自分の頭で考えて結論づけている自信はあります。

しかし、一度自分が「これは正解だ」と決めたことに支配されると、なかなか逃れることが出来ない性質のようです。

誤解を招きそうなので一応言っておきますと、「『時間がない』とか言い訳」「『忙しい』はタイムマネジメントができてない無能の証明」という論理は、本当に正しいと思っています。
これは、正しいんです。
しかし、自分が思う正しいことに従わないといけないということ自体に、若干疲れてしまったといったニュアンスでしょうか。


とはいえ、それらの自分ルールにそこそこ従うことができる性質だからこそ、禁煙もブログ更新もYouTubeもPodcastも続けられているし、ダイエットも成功したとも言えます。
だから、否定をしているわけでもないですし、むしろ自分の好きなところだと言ってもいいかもしれません。
ただただ今は、「疲れているな」と、それだけ思っています。

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