風邪と病院

僕は、体が強い方ではないので、結構な頻度で風邪をひきます。
そこで、いつも思います。

風邪の時に病院に行って、心から良かったと思うことがほとんどないです。
10回行って、1回あるかないかくらいでしょうか。

「万が一重い病気や感染症だったら」という不安を拭い、安心するというだけのために、時間と労力と金が無駄になります。
そして、あとに残るのは、念の為にと、無駄に多めにもらい余った薬の束だけです。

病院に行かなくても風邪が治ることが多いです。
さらにいうと、病院に行っても風邪が治らないことが多いです。
そして、病院に行って、大量の薬をもらって帰ったが、食事のたびに飲み忘れているうちに、気づいたら治っていたりします。

風邪のときの病院って、本当に効果があるのかが、昔からずっと疑問なのです。

そもそも、風邪が病院で治るかどうかについて、自分の身体を使って比較実験をすることは不可能です。
同条件で「病院に行ったパターン」と「病院に行かなかったパターン」の比較検証ができません。
風邪が治った理由が、病院に行ったからなのか、そもそも行かなくても自然治癒力で治っていたのかを、明確に検証するのは不可能です。

そして、だいたい、体調を崩すと言われます。
「とりあえず病院に行ってきなさい」ってやつです。
僕は、これに疑問をもっています。

病院にいくと、すっと診察室に入れることはまれで、ほとんどの場合、待たされます。
つまり、僕がどうしてもしんどくて、今日は絶対に診断を受けたいと思って通院したときに、
「なんか調子悪いから一応行っとこ」のやつのせいで、めちゃくちゃしんどいのに、待合室で待たされるのです。
これが、結構許せません。
病院は、本当にしんどい人のために、時間の余裕をもって空けておくべきだと思ってます。

それは、病院も商売ですので、できるだけ患者に来てもらいたいという気持ちはわかりますが、
僕が患者なら、
「ちょっとでも具合が悪かったらすぐに診察にきなさい。」
という医者と、
「自力で直せるならこなくていい。ビタミン剤のんで、安静にしてな。」
という医者なら、間違いなく後者を信頼します。

だから、僕は他人に対して「具合が悪いならすぐに病院に行きな」と軽々しく言えません。

この状況を例えるなら、Q&Aページを見れば瞬時に自己解決できる問題なのに、サポートセンターにバンバン電話がかかってきている状態と似ている気がします。
時間のロスが多くて、全体として美しくありません。

人類全体の総作業量をもっともっと減らしたいです。

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