名誉について考えました。
名誉が欲しくなる気持ちは、もちろんわかります。
人は誰しも、少なからず誰かに認められたいと思う生き物です。
なので、手柄や名誉が欲しくて自己アピールをしたり、何らかの成果が、自分以外の人のおかげであるにも関わらず、さも自分だけが凄い人ですよと言うかのように、名誉を独り占めしたがる人が、何割かいます。
しかし、僕は気付いてしまいました。
名誉を自分ひとりで抱え込むより、人をどんどん巻き込み、自分の名誉を人に向けるほど、自分の評価は逆に上がっていくのだと。
たとえば、僕とAさんと二人でやったプロジェクトが成功したとします。
その上で、「樋口さん、凄いですね」と言われたときを考えてみます。
「はい。僕が頑張って、やりました」
と答える場合。
対して、「いや、Aのお陰です。」と、Aに譲ると、
まずは当たり前ですが、Aの評価が上がります。
そしてさらに、
「樋口さんは、名誉を独り占めするんじゃなく、ちゃんと人に名誉を分けあたえることができる人なんだな」
といった感じで、僕とA、両方が評価されます。
つまり、僕とA、二人の名誉の合計値で考えると、譲った方が得なわけです。
この事実を、頭ではわかったいるのにも関わらず、なかなかできないことがよくあります。
相当意識していないと、できないんですよね。これが。
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