将棋がこれだけのスピードで発達を続けてきたのは、感想戦があるからと言っても過言じゃないと思います。
そこには、勝敗に関わらず勝負を通じてお互いが成長していくべきだという、将棋業界全体を貫く強い意志が感じられます。
よくよく考えると、面白いですね。
先程まで命を賭けて(冗談ではなく、将棋は本当に選手生命を賭けて一局一局を戦います)戦った二人が、仲良く、お互いどういう手が良かったのか、悪かったのかを語り合うわけです。
これって、将棋以外にあまり見ることがない気がします。
スポーツでも、ビジネスでも、なんでもそうですが、
かならず感想戦をやることをルールにするだけで、そのジャンルは飛躍的に伸びていくんじゃないかと思ってます。
特に、お互いの裏をかきあう戦いであればあるほど、です。
ちなみに、それと同じように考えると、
戦いに限らず、僕や、僕を含む「系」全体が何かしら得るものがあれば、僕の失敗など、どうぞ養分にしてくださいと思っています。
なので、できるだけ、失敗も成功も含めて、感想とともに事実のレビューをすることを意識してます。
もちろん、社会のためでもあるし、自分のために自分の心に刻みこませるためでもあります。
なので、みなさんも、相手が敵か味方かを問わず、どんなジャンルでも、どんな規模のものでも、感想戦を発表して欲しいです。
見てる側からすると、疑似体験と同じですので、一つの経験にさせていただきます。