大自然阿蘇健康の森で半裸になった話

もう、何度このブログで書いたかわかりませんが、現在ダイエットをしてます。期間は約半年で、現在約18kgほど落としました。
ダイエット終了条件は体重を58.0kg以下にすることで、それを下回るまでは死んでも炭水化物と甘いものを食べないというルールです。

先日、家族で熊本県にある複合施設、「大自然阿蘇健康の森」に宿泊してきました。

ネットでそこの評判をみると、「飯がうまい!」とのことだったので、「がんばってこの日までにダイエット終わらせて、ビールで乾杯して美味い飯食べよう」と思ってました。


そして、当日。
夕方くらいに大自然阿蘇健康の森に到着しました。
大浴場にサウナがあることを事前に確認していたので、

「サウナで最終ドーピングをして、ギリギリ58キロを下回っていることを脱衣所で確認!よっしゃダイエット終わり!で、ご馳走ご馳走!」

っていうゴールを目指し、意気揚々と脱衣所に駆け込みました。
そして僕はそこで驚愕の事実を目の当たりにしました。
なんと、体重計がアナログの安いやつだったのです。
いわゆる、扇型の透明な覗き窓があり、メーターが回って体重の値を針で刺すタイプの、銭湯などでよく見るやつです。

これではよくわからないなと思いつつ、おそるおそる体重計に乗ってみると、56キロを指していました。
さすがにそんな訳はないことは僕にもわかりました。
つまり、あきらかに精度が悪かったのです。

しかし、その時の僕はまだ諦めていませんでした。
施設に「健康の森」という名前をつけているくらいなので、どこかに体重計があるはずだと。
とりあえず、サウナを4ターンこなし、汗をかけるだけかいて、外に出ました。
そして、受付のおばちゃんに館内にデジタルの体重計があるかどうか訪ねました。
すると、大浴場のスペースにはないが、食事処のすぐ横に「健康コーナー」と呼ばれるスペースがあり、
そこには高性能の体重計があるはずだとのこと。

最後の望みをかけて、健康コーナにたどり着くと、なんと、営業は18時まで。現在すでに18時15分。
すでにコーナー内の照明は落とされており、機材には網がかけられていました。
愕然とした僕は、食事処の受付のお兄さんに訪ねました。
「すいません、ちょっと諸事情があり、どうしてもデジタルの体重計に乗りたいんですが…」
すると、当たり前ですが、
「申し訳ありません、本日は健康コーナーの営業は終わっておりまして…明日また改めてお越しいただけますか?」
と言われました。
しかし、僕は、今日の夕食のために頑張ってきたわけです。明日では意味がありません。
どうしても今日乗りたいことを伝えるために、僕はすべてを説明しました。

半年間、過度なダイエットを続けてきたこと。
サウナに4回入ったのに、脱衣所にまともな体重計がなかったこと。
そして、ここ数日間、その日においしい食事を食べることを楽しみにしてきたこと。

おそらく、説明しているときの僕の目は完全にイってたと思います。
すべてを説明し終わると、スタッフの方は、こう言ってくれました。

「事情はわかりました…それは、私としてもなんとかしたいです。ただ、この体重計は扱いが特殊でして、私の方では電源を入れることができません。ですので、バックヤードにいって、操作ができるスタッフを探してきます!」
といって、裏に走っていってくれました。

その1分後、なんと、すでに職務を終えていた専門スタッフの男性をつれて、もどってきてくれました。
「お客さん、大丈夫です!測れます!」
「おおぉ!マジでありがとうございます!!」
僕は、妻と子供に、「お父さん行ってくるわ!」と言い残し、
照明が消えた健康コーナーの中に、施設スタッフの2人と一緒に入っていきました。

そして、体重計のあるところにたどり着くやいなや、おそるおそる、もう一つお願いをしました。

「あの…この場所って、角度的に、廊下を歩いてる別のお客さんから微妙に見えますよね…。僕的には全然だいじょうぶなんですが…その…、
ズボン脱いでもいいですか…?
おそらく、ズボンの重さがあると絶対に体重オーバーしてると思うので…」

すると、スタッフの方が2人で、何も言わずにすぐそばにあった白いシーツで体重計の周りを覆うように囲い、
「お客さん!これで周りからは絶対に見えません!やりましょう!脱ぎましょう!」
と言ってくれました。
僕は、すぐにズボンを脱ぎ、ついでにTシャツも脱ぎ、眼鏡もとってパンツだけの半裸になり、
祈るようにゆっくりと、おそるおそる体重計に乗りました。
すると、そこに現れた数字は…

58.7kg…でした。

つまり、700gオーバーです。
ペットボトル1本以上も、目標値に届いていなかったのです。

「ダメ…でした。全然ダメでした。ここまでやってもらったのに本当に申し訳ありません…。」
「それは…残念です…。」

がっくりと肩を落としながら、頭が真っ白になり、チラリと廊下をみると、
何が行われているのだろう?と、通りすがりのお客さんが、怪しげな目でこちらを見ているのがわかりました。
僕は、心から情けない気持ちになり、焦って脱ぎ散らかしたTシャツとズボンを着ながら、何度も何度もスタッフの方に謝りました。

「今日もダイエット続行です。せっかく遠路はるばる食事を楽しみにしてやってきたのに、その食事を全力で楽しめないのは悔しくてたまりません。
でも、食べられないのは炭水化物と甘い物だけですし、幸いビュッフェなので、食べられるものだけをお腹いっぱい食べます…。
ほんとうに、こんなくだらない理由に全力で応援していただき、ありがとうございました。」

そして、わざわざその間ロビーで待たせていた妻と息子に、目標が達成できなかったことを報告し、肩を落としたまま、食事にいきました。


「健康の森」というだけあって、炭水化物や甘い物以外の体に良くて美味しい食事が相当充実しており、
めちゃくちゃ満足して食事を終えました。また行きたいです。

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