大学生のとき

今日、大学生と話してて、「なんかブログのテーマをくれ」といったらこれをいただいたので、書いてみます。
「大学生のとき」です。

僕が大学生のとき、何をしてたか…というのをまず思い出してみました。
とりあえず言えることは、「授業の記憶がまったくない」ということです。
まず、出席日数が単位取得に関係のない授業には一回も出席しておりませんでしたし、出席が必要な授業は、できるだけ友人に代返を頼み、それも出来ない授業は、出席だけして寝てました。
今思うと、親に払った高い授業料を、全部ドブに捨てていたわけです。

じゃあ、大学に行ったことは、意味がなかったかと言うと、全くそんなことはありません。
むしろ、今の自分を形作る大きな経験になっています。

では、大学時代に、主に何をやっていたかと言うと、イベント、課外活動です。

一番大きなイベントはもちろん学園祭で、半年前から組織づくりをして、音楽イベントを開催したりしていました。
しかも、街中のライブハウスを借りてやるのではなく、
学内にあるまっさらなホールにイントレランス(工事現場でよく見る足場)を組んで、そこに美術を施し、大きなスクリーンには映像を写し、音響設備を入れてパンパンの客席に向かってライブパフォーマンスをする、
…といった、かなりの大掛かりなものでした。

学祭以外にも、色んなイベントを自分たちで企画し、資金がないので企業や店舗をまわってスポンサー集めをして…なんてこともやってました。

課外活動については、まず柱となっていたのは、バンドです。
学内の軽音楽サークルでバンドを組み、その活動を続けていたら福岡市内でライブをするようになり、関東、関西へツアーにいき、台湾のロックフェスに出演するまでになりました。

また、同級生とあつまって、自主制作映画制作も行いました。
その時に監督だった彼は、今でも映像ディレクターをしており、
当初音響・録音担当だった彼は、テレビの構成作家をやっており、
次に音響・録音担当だった彼は、音響設備の会社に入り、
CGを作っていた彼は、映像制作会社に入り、
照明担当だった彼は、テレビの照明の世界の現場に入り、
もうひとりの照明担当だった彼は、照明技師としてPVやCMの現場に入り、
音楽担当だった僕は、音楽作家、音楽プロデューサーの仕事に就きました。

今思うと、大学のときに、楽しくて、やりたくて、趣味でやっていたことが、
その後、それぞれの趣味の先に、仕事を見つけていきました。

学生時代に最も学んだことはなにか?と問われると、
授業という、学校が用意した学び方を外れて、勝手に楽しみをみつけてやりたいことをして生きるというスタイルだと思います。

そのスタイルでずっときてるもんで、会社に入ってはドロップアウトするし、
自分で切り開いて自分で立ち上げた会社すら自分から辞めるしで、
人生がよくわからない方向に進んでいるような気がします。

でも、そんないままでを思い返すと、我ながら、ずっと学生気分のままここまで来てるなと思います。
今までもそれで全然後悔してないんで、これからもずっと学生気分のまま大人をやっていきたいなと思ってます。

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