今日で、1年の半分が終わります。
ちなみに、年初めに立てた今年の抱負は、「煩悩と徹底的に向き合う」です。
半年間、意外と実践できてるような気がします。
いや、出来ているかどうかはわからないですが、少なくとも、忘れてはいないです。
何か、感情や欲求が心に現れるたびに、冷静に自分の感情を、肯定するわけでも否定するわけでもなく、ただただ眺めることを意識しています。
その中で、
「へぇー、自分はこんなシチュエーションの場合は、こう思ったりする人間なのか。なるほどなるほど」
といった発見が、意外とあります。
その度に何度も思います。
「37年間生きてきたけど、自分のことなど全然理解してないのだな」と。
自分を知るのは難しいです。
なんなら、おそらくいくつかの分野では、身近にいる人の方が僕のことを理解していたりします。
じゃあ、自分を知るためには、どうすればいいのか。
僕が思うに、大きく2つです。
「他人に聞く」ことと、「自分を新しい環境にぶち込んで実験する」ことです。
他人に聞く
人でも技術でもなんでもそうですが、何かを知らなくて知りたい場合、知っている人に聞くのが最も手っ取り早いです。
つまり、上に書いたように、僕よりも僕のことを知っている人に聞くのは有効です。
「俺、こうこうこんなことがやりたいんやけど、いけると思う?」
みたいに、何かテーマを設けて聞くと、親切な方なら、あなたの性格や性質や能力を踏まえてアドバイスを頂けると思います。
その中で、自分の気づいていなかった一面に気づくことはあると思います。
自分を新しい環境にぶち込んで実験する
2つめは、少々リスクを伴いますが、
いわゆる、自分を試すってやつです。
自分と戦うといってもいいです。
その中で、「自分の能力」が知りたい場合と、「自分の性格や性質」が知りたい場合があります。
まずは、能力が知りたい場合。
自分をモルモットだと思い、実験をすればいいです。
例えば、自分にどれだけ根性があるか知りたいとします。
まずばテーマと目標を立てます。
僕の場合は現在、3つを同時進行でやってます。
- 禁煙
- ダイエット
- 毎日ブログ更新
以上です。
1と2は、SNSにて公表し、切腹をかけてます。
3は、誰とも約束はしてないんですが、自分ルールを作ってやってます。
この3つを、さぁやってみろと、自分を試してます。
1つでもそこそこキツいのを3つ並行してやってますから、かなりキツいわけです。
それを試してみます。
実際、ダイエットについては、今でこそ成功してますが、過去に何度も何度も失敗してます。
その失敗の中で、自分のどういう性質が原因で失敗したのか、では失敗しないための手法はどんなものがあるか、などなどを検証していきます。
そして、これを達成できるかどうかで、自分の能力の限界値を試します。
次は、性質や好みを知りたい場合。
これも、一番簡単なのは、いろんな環境に自分をぶち込んで、反応を見る方法です。
例えば、仕事の締め切りギリギリの状態に追い込まれたら、不安になってパフォーマンスが落ちるタイプなのか、ワクワクして火事場の馬鹿力を出すのか。
また例えば、自分は、恋愛において束縛された方が心地いいのか、束縛されない方が心地いいのか。
こんなのは、実際にその環境に放り込まれてみないと絶対にわかりません。
しかし、なかなか全てを実施で試すのは大変です。
なので、僕はよく、差分がある状態を想像して、それらを比較して考えます。
例えば、自分がプロ野球チームの中日ドラゴンズファンで、自分は中日というチームのどこが好きなのかわからないとします。
そんな時は、こう想像してみます。
中日の選手と巨人の選手が全員入れ替わったらどちらを応援するか?
監督が変わったら?
本拠地が名古屋から別の地域に移ったら?
10年連続最下位をとったら?
それぞれの答え次第で、
選手や監督が好きだから応援しているのか、名古屋に思い入れがあるから応援しているのか、強いから応援しているのか、などなどが想像できます。
あれですね、テレビでDVDデッキが再生されない時の、対処法を分析するときと同じです。
たとえば電源ケーブルだけを正常なものと替えてみる、
たとえばDVDデッキだけを正常なものと替えてみる、
DVDディスクを、映像ケーブルを、リモコンを…
みたいな感じで、ほとんどの条件を固定しておき、一点だけ他のものと差し替えて、それらの差分によって状態がどう変わるのかを検証して、問題箇所の洗い出しをしますよね?
それと同じです。
こんなかんじで、自分の輪郭をちょっとずつちょっとずつはっきりさせていきます。
しかし、もちろん自分のことなど全然わかってないです。
自分で、たまにびっくりするような性質に気づくこともあります。
たとえば、昔から自分は何かをコツコツ続けるのが最も苦手と思ってましたが、ブログがここまで続いてるってのも、正直誤算です。
このように、自分を分析した上で、あえてその結果の反対側に自分をぶち込むような仕掛けを打ってみることも、たまには面白いと思います。