たまたまFacebookのタイムラインに上がってきた、海外のどこかでアナコンダが野良犬を絞め殺して食おうとするのを人間10人がかりで必死で助ける動画を見ました。
そういえば13歳の頃、甲子園決勝で佐賀商業(佐賀)と樟南(鹿児島)が戦っているのを、大人数名と一緒に見ていました(そこに誰がいたのかは忘れてしまいました)。
なぜか、その場にいた大人たちは全員、佐賀商業を応援していました。
当時中学生だった僕は疑問に思い、「なんで皆さん佐賀を応援してるんですか?」と尋ねました。
すると、「福岡に近いから」という答えが返ってきました。
「え、距離?」と、予想してなかった回答に一瞬頭がバグった記憶があります。
もちろん、蛇に食べられている犬をみたとき、我々人間の本能として、より人間に近い哺乳類である犬に感情移入して「蛇(敵)から犬(味方)を救わなきゃ!」と思う気持ちは理解できます。
しかしそれは、人間からの「距離」の差でしかなく、蛇も犬も「人間ではない」という意味では同等なはずです。
では、蛇が何かわからない―――例えば、鉄みたいな非生命体に食われているのをみると、人間は蛇を助けたくなるのか?…いや、虫ならどうだろう?
などと、頭の中で考えを巡らせていたところで、ふと気づきました。
「よくよく考えたら、最初にみた動画で食われていた犬、あれ野良犬じゃなくて飼い犬かもしれんわ…」
と。
結論。
「人間、想像力を持ってファクトをしっかり認識しようとしないといろいろ間違うよね」という、
全く想定してなかった気づきを得られました。