本が読めなかった

僕は、本が読めません。
小学校、中学校、高校くらいまではある程度本を読める子供でしたが、
大学に入ったくらいから、どんどん読めなくなっていきました。

そして今では、漫画ですら長時間集中して読むことが困難になってきつつあるくらい、読書に対して苦手意識をもっています。
チャットの文章や、ネットの記事ならいくらでも読めますし、人が発した音声ならいくらでも聴けます。
しかし、本となるととたんに読めなくなります。
そもそも、本を開くこと自体に高い心理的ハードルがあり、かなりの覚悟が必要です。

いままでは、これをそこまで問題だと思ってはいなかったんですが、さすがにこれはマズいと思い始めてきたので、
僕がやっているPodcast番組「新型オトナウィルス」で読書感想のコーナーを設けました。
それでも、たった月に1回の読書すらまともにできず、悩んでいます。

「本ってどうやったら読めるんすか」とツイートしたところ、友人の室越さんから「読書会をしましょう」とのお誘いをいただき、今日は読書会をやりました。

課題本を1冊きめ、4人で集まって、30分ほど無言で読み、その感想を言い合いましょうということで、
黙読の時間がスタートしました。

しかし、5分たっても10分たっても、まったく本の内容が頭に入ってこないのです。
もちろん、書かれている単語はすべて理解できています。
なのに、それらが連なるととたんに何をいったいるのかサッパリわかりませんでした。

課題本が哲学についての本だったので、出てくる単語が耳馴染みがなかったからということも原因の一つではありますが、とはいえ、単語の意味も、文章構造も理解できているのに、内容が頭に入ってこないということは、
やはり集中力のコントロールができていないということが最大の原因であるといえそうです。

去年は、苦手な運動と付き合って、見事ゴールインすることができました。
今年は、苦手な読書と付き合って、肩を組んで歩いていけたらなと思います。

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