息子の虎之介は、感情豊かです。
嬉しいときは全力で嬉しそうにし、楽しいときは全力で楽しそうにし、好きなものは全力で好きだと伝えてきます。
逆に言うと、嫌なときは全力で嫌だと伝えてきます。
ずっとこのワガママを受け続けていると、たまに面倒だと思うことももちろんあったりします。
しかし、そういうときは、ふと想像してみます。
「嫌なことを全力で嫌だと言えない子供だったら…」と。
ちょっと、ゾッとします。
嫌な感情を伝えられないということは、同時に良い感情も伝えられないということになります。
この感情表現力があるからこそ、嬉しいときのあの満面の笑顔を見ることができているのだと考えると、
「嫌なことを嫌だと伝えてくれて、ありがとう」とすら思います。
これは、子供でも大人でも一緒かもしれません。
やっぱり、一緒にいて楽しい人だったり、一緒に何かをやっていきたいと思う人の多くは、言葉、表情、行動、作品コンテンツなど、表し方はそれぞれにせよ、感情をちゃんと表現できる人だったりします。