僕がいろんな経験をしているのは、言葉に説得力がほしいからです。
制作経験者じゃないとクリエイターの気持ちはわかりませんし、
起業経験がないと経営者の気持ちはわかりませんし、
子育て経験がないと親の気持ちはわかりませんし、
自殺を考えた人にしか同じように自殺を考えた人の気持ちはわかりません。
こうやって、どんどん経験をすることで、より多くの人と話を深く聴ける様になっていく感覚があります。
しかし、経験をすることで、失うものもあります。
たとえば、一度でも成功してしまうと、一度も成功したことがない人の気持ちはわかりません。
何かを得ると、何かを捨てなければなりません。
ということは、どんなに尊い人でもすべての人の気持ちに心から共感するのは難しいということです。
だから、人と人の間に境界線が存在するのでしょうね。