呪い

僕は、「呪い」が現実世界に間違いなく存在すると思っています。

スピリチュアルの世界でも呪いが存在すると主張する人もいるでしょう。
しかし、その領域の話になると、根拠が曖昧です。

僕が考える呪いは、そういった類の話ではありません。
「呪い」とは、呪われた人の心のなかにのみ存在すると思っています。

その例として最もわかりやすいのが、親からの呪いでしょう。

たとえばある人が、
「あんたはいい子。成績もいい。だから、いい大学をでて、安定した会社に就職するか公務員になって、他人様に迷惑をかけることなく心豊かにくらすんだよ。」

と言われ続けて育ってきたとします。
これは、紛れもなく呪いです。
前述の言葉を逆に捉えるなら、
「成績が悪く、いい大学を出ることができず、安定した会社に就職できず、公務員にもなれず、他人様に迷惑をかけてしまうことを否定されている」わけです。

言った側は、もちろん善意で言っている可能性もあります。
というより、呪いをかけているという実感がないケースのほうが多いでしょう(もちろん、意図的に呪う場合もありますが)。

おそらく、問題になるのは、受け手がどうとらえるかなんです。
受け手が、その言葉を受け入れてしまうと、それが受け手にとって「呪い」になります。
呪いにかかるかどうかは、呪う側の能力や思念によるものではなく、呪われる側次第ということです。
呪われる本人の認識次第です。
ということは、呪った人がなんとも思ってなくても、生きていても、死んでしまっても、そんなことは関係がなく、ずっと呪いは残ってしまいます。
そもそも、呪う側は呪いをコントロールできないんです。

じゃあ、呪われてしまった場合、同対処すればいいのか。

うーん、ここが、僕にはまだはっきりと見えていません。
むしろ、誰か教えてほしいです。
そして、僕や、僕の周りの人たちの呪いを解いてほしいです。

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