子供をもつことの費用対効果

「費用対効果」という意味で考えると、子供を作らないほうがいいです。
時間と金が膨大に奪われるだけで、何一つ金銭的利益をもたらしません。
まぁ、自分が仕事を引退したあとの老後のお世話をしてもらえるからという見方もありますが、
思惑通りに子供が僕の世話をしてくれるとは限りません。
子供を育てるのに使ったお金を全額貯金か運用に回したほうが得でしょう。

では、僕のケースでいうと、息子の虎之介が産まれてこなかったほうが良かったのかと言うと、問答無用で、100%否定できます。

これによって証明できるのは、「費用対効果と幸福度とは必ずしも相関性があるとは限らない」ということです。


コテンラジオで深井さんが何度も繰り返し伝えていることがあります。
それは、
「人が自ら活動することで、想定した成果を得ることができたり、想定したインパクトを社会に与えることができる割合など微々たるもので、想定に関わらず、人は存在するだけで価値があり、社会に影響を与える」
…ということです。
僕がまとめた文章なので、若干ニュアンスが違うかもしれませんが、まぁそんな感じ。

これを、虎之介が見事に体現してくれています。ほんと、お見事です。

例えば、虎之介が一生懸命プラレールにトーマスを乗っけて走らせたいと思っているとします。
つまりここでは、虎之介は、「プラレールにトーマスを乗っけて走らせる」という成果を期待して活動します。
しかし、周囲からすると、プラレールがどうとか、トーマスがどうとかは全く意味がないです。
虎之介が一生懸命なにかをしようとして、試行錯誤をし、見事目標を達成し、嬉しそうにしている虎之介をみて、明日も元気に働こうと思えます。
おそらく、虎之介は、そんなことは微塵にも想像してないはずです。

だから、僕が今やっている活動も、「そういうものだ」と想定してやっています。
たとえばこのブログだってそうです。
僕は、「僕が普段脳みそで考えていることを書き残して、いつか誰かが読んで、何かを感じてもらう」という成果を期待して続けています。

しかし、もしかすると、そんなところとは一切関係がないところで何らかの効果を産むかもしれないわけです。
じゃあ、何を基準に活動をしていくか。

これも深井さんが言ってたんですが、「自分がエネルギーが出せることをやるしかない」ってことです。
虎之介のことを考えていたら、あらためてここにたどり着きました。

あらためて、虎之介が産まれてきてよかったなと実感しています。

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