「もう若くないんで」

僕は現在38歳で、アラフォーと呼ばれる部類に入るわけですが、
必然的に、普段よく一緒にいるのもその世代の方々が多くなります。

そして、日常会話の中に当たり前に出てくる言葉が、
「もう若くないんで」です。

もう若くないんで、体力がないんよね
もう若くないんで、最近の音楽がわからんのよね
もう若くないんで、記憶力がないんよね
もう若くないんで、新しいことはじめるの大変よね

もちろん、単純に、脳みそや身体のスペックが衰えているというのは、原因としてもちろんあると思います。
しかし、僕が思うに、他にも要因はあるような気がしてます。

たとえば、体力の話でいうと、
「今までは、2次会、3次会とあっても必ず最後まで参加していたが、今はどうしても途中で抜けて帰ってしまう」
という事例があったとします。
もしかして、原因は、「体力の低下」よりも、
「ただただ話すだけの飲み会に飽きてしまった」だけかもしれません。

「身体的しんどさ」を「楽しさ」が下回ったら、「帰りたい」になるわけですから。

たとえば、僕は芸人やミュージシャンや広告業界の方々と一緒にいる機会が多かったですが、
40代になっても、寝ずに朝までガンガン仕事をしたり、ガンガン遊ぶ方々が沢山いました。
そういった方々は、身体的衰えよりに対して、気持ちのエネルギーがそこまで衰えていないような印象です。
また、あまり自分のことを、「年寄りだ」と思ってない気がします。

つまり、普段から「もう若くないんで」が口癖の人って、身体よりも気持ちのほうが先に歳を取ってしまっているんじゃないでしょうか。


もう一つ違う角度からの話をします。

まず、僕が子供の頃に接していた40歳より、
いままさに僕が接している40歳の方々は、根本的に若々しい印象です。
これは、50歳、60歳も同様です。
つまり年々、実際の年齢に対して、精神年齢や身体年齢が下がっていってるイメージです。

で、ですね。
例えば、自分が38歳の誕生日を迎えたときに、こういう思考回路になるわけです。

「38歳といったら…、
(昔子供の頃に接していた38歳の諸先輩方の顔を思い浮かべて)
これくらいの年齢か…。
俺も(私も)いい歳になったなぁ…」

っていう感じです。
でも先程の理論でいうと、おそらく、
本来脳みそも身体も、頭に思い浮かべた諸先輩方よりも若いと思うんです。
だから、そこに引き寄せられなくていいと思ってます。


ちなみに僕は、未だに精神年齢が22歳くらいで止まってる気がします。
良くも悪くも、ですね…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です